今回の旅の始まり、南インド・チェンナイで一人の日本人と出会う。
出会った瞬間から「信じられない位に面白くって、民族音楽が大好きでめちゃくちゃ詳しくて即、なおとと意気投合。
彼も今回の旅で質の良いスーフィーの音楽家を求めていた。
その後、彼はLangaを探しにジョドプールヘ
私たちは、ジャイプールとジャイサルメールへ
その後、金ちゃん(彼)がジャイサルメールに会いに来てくれて色々情報交換をしたり、
砂漠の町のローカル名物のご飯なんかも金ちゃんが詳しくなってて、盛り上がった。
なおとと金ちゃんは、よくわからないCD屋さんへ行ってはすごく嬉しそうに色々割れまくった音のスピーカーで試聴したり、インドのローカルな人たちの為のいわばよく分からない雑貨屋さんとかで色々一つ一つをじっくりと見て、何だろう?と考えたり、
すごく楽しそうだった。
私には、その楽しさがよくわからなかったけど。 笑
そして、金ちゃんがLanga一族との強烈な出会いについて話してくれて。。。
私たちは、あきらめかけていたけれどそれは、いかねば!という気持ちになり
やっぱり、 Langa Family(ランガ ファミリー)に会いたくて ジョドプールに向かった。
その次の日、金ちゃんはエチオピアに向けデリーへと。
信じられない状態のバスで向かうことになったけど、乗るしかない。
そして、なんとか着いた。 色々、調べながら金ちゃんの教えてくれた
コヒヌール・カーンのランガファミリーの住むエリアへ向かった。
エリアに着いたけれども家も全く分からない。子供達が集ってくる。
とりあえず3人の会いたいアーティストの名前を伝えてみると、うち2人は100キロ
離れた村にいる、とのこと。そして最後のコヒヌール・カーンに関しては、
「いるよ!僕のお父さんだ!」 わ〜い やったあ〜〜☆
音楽が始まった途端、確実に何かが変わった。
取り巻くもの、目の前にいる彼らの表情となんともいえぬ高揚感、、、
「時間や空間を越え、神の領域へ。生命の息吹きが聖なる音となって
この瞬間に溢れんばかりに。。。敬意と愛に満ちていた」
まさにこの瞬間にそれ以外はなかった。
彼らのこの表情、継承され続けるもの、大家族となって声が何重にも重なり合って
生まれる響き。すごい生命力。
私たち二人は、目の前で広がるこの溢れ出るものを全身全霊で受け取った。
本当に素晴らしかった。
「純粋な心で、それを知りたいと願う熱い情熱」と「行動する力」を通して実際に体験したことは計り知れない。
*Langa (ランガ)ー イスラム教のスンニ派を信仰し、イスラムをパトロンにその伝統的な芸能を継承する重要な部族。そもそもランガには「歌の贈り手」という意味がある。
(la creation absurde 不条理な創造より)
(以下のYoutube動画は、金ちゃん自身がコヒヌールさんの家を訪ねた時に
撮ってくれたものです。動画の左にいる素晴らしいカルタールプレーヤーがコヒヌールさん)
Kohinoor Khan Langa / gorbandh
http://www.youtube.com/watch?v=FlsVa2LOXMc
Kohinoor Khan Langa / Dam Mast Qalanda
http://www.youtube.com/watch?v=KYQrnq1xw_A
どうか伝わりますように。。。